一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
タイ・バンコクのチャオプラヤ川水辺紀行
ロングボート&水上散歩/④タリン・チャン水上マーケット
タイの首都バンコクは「東洋のベニス」と言われて来た。市内を流れるチャオプラヤ川(Chao
Phraya River)、それを主軸に縦横に延びる運河のネットワークがある。昨今では運河はかなり埋め立てられ道路に生まれ変わった
らしい。 運河と同じくかつては各所にあった水上マーケットであるが、最近ではすっかり廃れてきたとのことである。 市内の「タリン・チャン水上マーケットTaling Chan Floating Market」は最近町起こしとして水上マーケットを再整備し 観光振興につなげて来た。 1987年当時のタリンチャン区長が地域で豊富に採れる農産物の市場を創設した。その後、1999年には5つの竹製いかだを 浮かべ、食べ物を売るという水上マーケットへと変遷した。その後徐々に発展して現在のように11個におよぶ鉄製フロート (ポンツーン)を浮かべる水上マーケットになったという。
運河沿いに平底の小舟を横付けしてタイ風かしわ餅のようなものを売る少女(上の画像)。ポンツーンに横付けして
トロピカル・フルーツを売る小舟、タイ風お粥や網焼きにした魚介類を売る小舟などさまざまである。ポンツーンの上にはござが敷かれ、
さしずめ「お座敷スタイルのいかだレストラン」になっていて、大勢の一般市民や観光客で賑わう。 |
1 2 1. タリン・チャン水上マーケット。運河岸とポンツーンとのインナー・エリアは生け簀のようになっていて、水面が魚の背で 黒く盛り上がる程に淡水魚(雷魚?)が蓄養されている。 [拡大画像: x23818.jpg][拡大画像: x23845.jpg: 地図 1] [拡大画像: x23846.jpg: 地図 2] 2. タイ風お粥を売る舟。 [拡大画像: x23819.jpg]
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