一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
南洋の空・海・陸、ブルー&グリーンのグラデーション
南洋の楽園サイパン島。島の西側では、今日も、どこまでも透き通るようなブルー・スカイが広がる。海にはエメラルド・グリーンと
そのグラデーションに彩られた空間が広がる。海岸は椰子などの木々で覆われ、グリーン・ジャングルのベルトが連なる。 空と海は平和そのものである。水平線の少し手前に一本の白い線が見える。コーラル・リーフの隆起が連なり、 外洋からの波がそこで破砕され、白く泡立っているらしい。その破砕帯の内側は波静かなラグーン(礁湖)となっている。 破砕帯の少し向こう側には、何隻かの貨物船が荷揚げ卸しのためであろう、沖待ちをしていた。
画像中央に写るミニ・アイランドはラグーン内に浮かぶ「マニャガハ島」で、ウォーター・スポーツのメッカとなっている。
観光潜水艦「ディープスター」はマニャガハ島のすぐ手前の海を潜航する。水深20数メートルまで潜る。
熱帯魚や脳サンゴ、テーブルサンゴだけでなく、太平洋戦争の遺物である爆撃機のプロペラ・機関銃、飴のようにひん曲がり
ばらばらとなって海底に眠る日本船「Huehiro Maru」の残骸も見せてくれる。
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