一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
スペイン・マヨルカ島の⌈海洋博物館⌋、その銘板は何を語るか
スペイン・バルセローナ沖の地中海に浮かぶマヨルカ島。同島南部にある中心都市パルマ・デ・マヨルカから北へ
山岳道路 (ルートMA-11) を車を1時間ほど走らせると、ソリェール (Sóller) という渓谷の村にいたる。
そこから可愛い観光列車で渓谷を15分ほど下る。山ばかりの車窓が突然に開ける。陽光が眩しいばかりに降り注ぐ海が眼の前にある。
列車は弓なりの美しい湾岸沿いにどんどん進み、ソリェール港 (Port de Sóller) へ。狭い湾口の両岸先端には門柱のごとく灯台が立つ。
マリーナには欧州諸国からの数多くのヨットが艇体を休める。マリーナ前の終着駅で下車する。その前方上方の丘へと10分ほど歩いて登ると
⌈海洋博物館⌋があることは、翌々日初めて知ることとなる。 ソリェール港を見下ろす高台に 海洋博物館 (Museu de la Mar, Port de Sóller, Mallorca) があることが分かったのは、翌々日にソリェールから港に再び出向くために偶然に乗り合わせたタクシーのドライバー に、海に関する博物館の有無を尋ねたのがきっかけであった。初めてその存在を知って、喜び勇んで駆けつけた。 だが、誠に残念であった。今日は平日でも月曜日であったが故に閉館しているのか、と疑った。まさか週末だけの開館とは、それも半日だけとか。 結局、館内を見学できず、中の様子を想像するほかなかった。それにしても、博物館のこの錆びついた銘板は何を物語るのであろうか。 博物館の歴史の古さを物語るのか、それとも訪れる人も少なく運営管理も大変なのであろうか。 休館日とあっては、全て想像にまかせる他なかった。
博物館は1280年建設の礼拝堂を利用したもので、館内には帆船などの模型、古船具、漁業関連用具、ソリェール港の海洋関連史料などが
展示されているとのこと。後にネットで検索してみたところでは、火~日曜日開館、月曜日休館と案内されている。ご訪問の際には、
事前に開館曜日・時間を再度ご確認いただきたく思います。
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