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インドネシア・スナップショット/Snapshots in Indonesia [ジャワ島南西部] ジャワ島南西部のインド洋に面したプラブハンラトウ漁港。当時(1980年3月)、漁港と言っても極小さな突堤があるだけであった。海岸には火山灰の ような黒っぽい砂浜が長く伸びていた。その砂浜を突っ切って、小川のような河川が海に注ぎ出ていた。激しい降雨があれば、 小川は増水し、濁流となって海に流れ込むようものと推測された。また、近傍には、砂州が伸び、その内側に内水面が形成され、船の溜り場 となっていた。砂浜に漁獲物を人力で陸揚げする漁船のほとんどは、極小型の沿岸零細漁労用の動力船か帆掛け船であった。そこに沿岸漁船用の 漁港を建設するとすれば、いかなるタイプの漁港が合理的か、またどの程度の 建設費用が見込まれるか。極簡便な方式にて取敢えず地先の水深測量を実施したうえで、漁港の概略設計が行われた。 測深の結果、既存の突堤のすぐの地先に海底が急に陥没している地形が見つかった。そのため、当時の結論としては、防波堤を沖に伸ば して内港水面を創成することは取り止め、河口周辺を開削していわゆる掘り込み式の港を建設するのが現実的であるとみなされた。 水産庁漁港課長をヘッドとする調査団は、その後ジャカルタのタンジュンプリオクの桟橋や、その近傍のジャカルタ港拡張建設現場 などを視察した。 1 2 1. [拡大画像(x6448.jpg)] 小型木造漁船を建造する漁民ら。 2. [拡大画像(x6449.jpg)] 海岸沿いに伸びる砂州の内側の船溜まり。
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多くの昔ながらの帆船が荷物の積み降ろしをしている。1995年6月。 [拡大画像(x6040.jpg)]
ボロブドール (ジョクジャカルタの近くの世界遺産)
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