画像1・2は遣唐使船の模型(縮尺1/10)である。展示説明パネルによれば、「鎌倉時代の絵巻物、近年発掘された宋や元の船を手がかり
にして復元した模型」である。また、「遣唐使船は、当時の中国船の技術を導入し、船体は多数の隔壁(しきり)と外板
でつくられ、2本の帆柱に網代帆(あじろほ)を張り、風の弱い時は櫓棚(ろだな)で櫓を漕いで進んだと考えられる」と記される。
船首甲板には2基の、2本の丸い棒を束ねた錨銲に大石を括り付けた木碇(きいかり)と、それらを上げ下げするための巻揚げ機が
据え付けられている。また、船側には、何十人かの漕ぎ人が櫓を漕ぐための櫓棚(ろだな)が設備され、その棚の下部には竹の束が
固縛されている。竹の束は櫓棚を下支えすることになろうが、他方で船の浸水時などに備えて浮力を増強することにもなろう。
遣唐使船の主要目: 全長30メートル、全幅9メートル、排水量200トン、乗組人数140人(いずれも推定値)と記される。
[撮影年月日: 2025.02.07/場所: 福岡市博物館にて]