一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
「江戸湾沿岸警備と忍藩」 [埼玉県行田市郷土博物館]
江戸時代の18世紀中期以降のこと、日本近海に異国船が渡来するようになり、江戸幕府は江戸湾沿岸の警備のため
の体制を施すようになった。江戸内海 (東京湾) 沿岸の警備については、先ずは幕府の浦賀奉行所が担った。
また、警備には諸大名が動員され、武州・忍藩 (おしはん) もその一翼を担い、藩士を派遣し房総半島や品川台場の警備を担った。
行田市郷土博物館では「「江戸湾沿岸警備と忍藩」と題する第30回企画展(平成28年10月8日~11月27日)が開催され、
その警備に関する史料が展示された。画像は同博物館玄関脇に掲示された案内ポスターである。 なお、1478年(文明10年)頃に築造されたという忍城(おしじょう)は、豊臣秀吉による関東平定のために1590年(天正18年) 石田三成によって水攻めにされたが、それにも耐えた。忍城は水に浮く城かと恐れられ、「忍の浮城(うきしろ) と称されたという。 [画像撮影: 2016.11.9/行田市郷土博物館にて][拡大画像: x27437.jpg] |
行田市本丸の忍城址の現在の御三階櫓(やぐら)。 |