一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
トルコ・ボスポラス海峡の海底を横断する沈埋鉄道トンネル (模型)
[Techno-Ocean 2014 テクノ・オーシャン2014、神戸]
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世界の東西文明が交わるトルコのイスタンブール。アジア側とヨーロッパ側との東西の分水嶺的役割を果たすのはボスポラス
海峡である。海峡は関係諸国にとっては極めて重要な国際海峡である。因みに、最大の利害国であるロシアの艦船は黒海から
出でてボスポラス海峡を通過し、マルマラ海を経て、さらにダーダネルス海峡を通過して地中海へいたる。
その通航権を妨げられればロシアの戦略は死活的ダメージを受けることになる。 ボスポラス海峡横断鉄道トンネルは、海峡部分を横断する約1.4kmの沈埋トンネル、その両側につながる約9.5kmのシールドトンネルの総延長 13.6kmからなる。上下2本の鉄道路線が敷かれる。その開通は2013年10月であった。3つの地下駅と1つ地上駅があわせて建設された。 現在ボスポラス海峡を横断し、小アジア側とヨーロッパ側をつなぐ長大橋は2本である。
* 日本での海洋技術関連の最大の展示会「テクノ・オーシャン2014」が2014年10月2~4日神戸で開催された。 |
1![]() 1. 海底トンネルのルート図。 [拡大画像: x26553.jpg]
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