石川県加賀市橋立(はしたて)は、かつて北前船の船主や船頭が多く住んでいた船主集落であり、「日本一富豪の村」とも称されていた。
橋立には、1796年(寛政8年)の時点で、既に北前船主34名、船頭8名が住んでいたことが分かっており、早くから船主村
として発展していた。
[参考]加賀橋立船主集落: 江戸時代後期から明治時代にかけて、莫大な富を得た北前船の船主の豪邸が点在する橋立は、
船主集落として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
旧北前船主・酒谷家の第7代目・酒谷長兵衛(さかやちょうべえ)によって、1876年(明治9年)に建てられた屋敷が、「北前船の里資料館」
として、当時の資料と共に公開されている。橋立に残る船主屋敷の中でも最大規模の邸宅である。なお、酒谷家は江戸時代から明治
時代にかけて、その最盛期には6隻の船を所有し、巨万の富を築き上げていた。
画像は「北前船の里資料館」に展示される洋式帆船「両徳丸」の模型である。
[北陸紀行(敦賀、福井、三国・龍翔館、瀬越・竹の浦館、橋立・北前船の里資料館・銭屋五兵衛記念館、「海と船博物館」、大野・市立
博物館、小松・市立博物館): 2021.10.14-17]
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