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焼玉エンジンのこの種の型式としては晩期のものとされる。その昔船の動力化が進む中で、明治後期になって初めて石油発動機が導入された。 そして、大正時代になって石油発動機に代わり軽油などを燃料とする焼玉エンジンが使用されるようになった。
この焼玉エンジンは、エンジン内部の焼玉をバーナーで熱し、燃料に着火する単純な構造であった。 そのためエンジンの取り扱いが簡単で、しかも安価な燃料で動かすことができたことから広く使用された。
しかし、第一次世界大戦を契機に、コンパクトな大きさにして経済性にも優るディーゼルエンジンが登場すると、焼玉エンジンは 急速にその姿を消すようになった。
展示の焼玉エンジンの主要目: 高さ1.9m、長さ3.6m、幅1.1m、出力105馬力。
[撮影年月日:2021.10.28/撮影場所: 渚の博物館(館山市立博物館分館)/「渚の駅・たてやま」に併設する/・房総半島館山市] [拡大画像: x29072.jpg][拡大画像: x29073.jpg]
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