中米ニカラグア共和国の首都マナグアからカリブ海沿岸の漁業基地プエルト・カベーサス (Puerto Cabezas)
へは小型民間飛行機が毎日運航されている。
プエルト・カベーサスの沿岸風景と言えば、人はどんな風景を想像するであろうか。
ニカラグアの国土の東半分(カリブ海側)は、北部および南部大西洋自治区となっている。北部自治区
の行政府はPuerto Cabezas (別名Bilwiとも言う) に置かれている。
マナグアからプエルト・カベーサスまで道路もあるが、今もって未舗装道路であり、半年間にわたる雨季での通行は
困難を極める。
天候にもよるが、プエルト・カベーサスから一時間ほど内陸部に向かって赤茶けた色の土道をドライブすると、
かなり大きなワワ (Wawa) 川に行き着く。渡河にはスペイン語でパンガ (panga) という鋼鉄製の渡し舟の
お世話になる。
バスも一般自動車もこのポンツーン(浮き台)に乗る。ポンツーンには、飲み物や軽食、その他雑貨を商う人々が、乗客を相手に、いつも
乗ったまま両岸を行き来しながら商売をしている。
一方の岸に設置された電動式ウインチでもってワイヤーで結びつけられたポンツーンを手繰り寄せたり、送り出したりする。
ウインチの故障のため渡河途上で止まったりすると、乗客たちは綱引きの要領でワイヤーを手繰り寄せる作業をさせられる
はめになるという。
もちろん手は油まみれになる。車両と共に乗船しなかった純然たる歩行客は、どこからともなくやって来るカヌーに
乗り移って、さっさと対岸に上陸して立ち去ってしまうらしい。
[2007.11.30-12.01][拡大画像: x18452.jpg]
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