一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
レトバ湖&集塩労働
西アフリカのセネガル共和国・首都ダカールがあるヴェルデ岬半島(Cap Vert peninsula)。その北東部にレトバ湖 (Lake Retba) がある。
またの名をラック・ローズ Lac Rose (フランス語)、ピンク・レイク Pink Lake (英語)というが、湖に棲息するバクテリア
(cyanobacteria)によって水がピンク色(特に乾期にはより鮮明となる)、あるいは赤味のある茶色に見えることから
名づけられた。
塩湖 (saline lake) であり、ヨルダンの「死海」と同じく塩分濃度が高い (40%にも達する)。
水1リットルに380から400グラムもの塩が含まれており、湖底には固まった塩が堆積している。
もちろん、塩分濃度が高いので「死海」と同じように人は容易に浮かんでいられる。
湖の中央部に塩を採取する小舟がたくさん見られる。水深が浅いので男たちが湖底に立って籠で底をすくっている。
彼らは、皮膚を保護するために、"Shea nut tree" から採れる "shea nuts" で製造した "Beurre de Karite"
という「シア・バター」(shea butter)
余談だが、レトバ湖はパリ・ダカール・ラリーのゴール地としても知られる。
1 辞典内関連サイト: 世界の海洋博物館 |