一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
瀬戸内海・備後灘の小さな造船所風景
広島県・福山市街から県道22号線を南下すること約14km、沼隈半島(福山市と尾道市の間にあって、瀬戸内海へ
突き出る半島)の先端にある「鞆の浦」方面へ向かう。
その道中、鞆の浦の中心街に入るすぐ手前で見かけた小さな造船所。その名を「本瓦造船 (ほんがわらぞうせん)
(第二工場)」という。同社は昭和24年操業開始、5~499トンの
小型船を年間6~12隻建造する。これまで通算約500隻を建造してきた。オイルタンカー、ケミカルタンカー、作業船、フェリー、
貨物船などの小型船舶の建造実績をもつ (平成22年10月ホームページによる)。画像は、船尾ブロックの接合を残して船体
組み立ての完了が間近い建造中の船。 [2010.09][拡大画像: x22863.jpg]
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2. 鞆の浦の風景。鞆の地先に浮かぶ仙酔島への市営渡船「平成いろは丸」(地元の本瓦造船(株)によって平成21年建造された。総トン数
19トン、全長22.3m、定員99人)。いろは丸の後ろの小島「弁天島」の岩壁上に建つのは弁財天(べんざいてん)福寿堂。その後ろには仙酔島
の山がそびえている。弁財天とは、弁天と同義で、七福神の一つである。弁天島のお堂には海上の守護神・弁財天が祀(まつ)
られている (Benzaiten (in Japanese), marine guardian goddess, is enshrined in the temple on the Bentenjima Island.)。
[拡大画像: x22865.jpg]
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4. 中央に常夜燈が見える。小高いところにある「鞆の浦歴史民族資料館」から市街を見下ろす。まるで江戸時代にタイムスリップ
したかのような風景が眼下に広がり、江戸時代の風景を切り取ることができる。この画像の左側には、画像3に見る
港内船溜り風景が広がる。 [拡大画像: x22866.jpg] |