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上記3つのルートが共通して通過するオヤテ川の上流部、さらには分水嶺近くを踏査することは大変興味深いものでる。少なくとも、
オヤテ川中流域における高みに登頂し、特にラマ川との分水嶺山系区間をできる限り遠くまで望み、その地形や河川の流れ
などの自然状況を確かめようとした。
2009年8月22日(日曜日)、エル・オヤテ村およびエル・サポーテ村近傍の
オヤテ川を予備的に踏査するとともに、本格的踏査のための馬の手配、カウボーイの同行依頼などを行った。その予備踏査時に、
エル・サポーテ村から最初に取り付いたオヤテ川岸の少し上流で見かけたくり舟(丸木舟)である。
エル・サポーテ村からこの川岸辺りまでの農道については、二輪あるいは四輪荷馬車でも十分通れる(ただし、雨期は
ひどいぬかるみの道となる)。だが、その先はだだっぴろい放牧地内に獣道がある程度で、それも判然としないところが多い。5月~11月にかけての
雨期には、その獣道もひどいぬかるみとなる(馬の膝あたりまでの深みとなり、馬さえもぬかるみに脚をとられて悪戦苦闘する)。
また、雨期においてキャッチメント・エリアに雨が降り続いたり、集中豪雨に見舞われたりすると、川が激しく増水すること
になり、そんな時には対岸に渡渉するのは危険となる。このくり舟はこの辺りの村人にとって、特に雨期において
川を横切ったり、川沿いに行き来するための足ともなる。ニカラグアでは今でも全国の地方部のいたるところでこのような
丸木舟、あるいは平底の渡し舟を見かける。
[2009.8.22 オヤテ川中流域の川岸にて][拡大画像: x23171.jpg]
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