一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
展示パネル (3)/沖ノ鳥島・東小島のコンクリート&消波ブロック写真
「東小島」の小岩が台風などの激浪で倒壊しないように直径50mの円形状のコンクリートで、またその周囲に多量の
消波ブロック(通称テトラポッドといわれる)でもっていかに頑丈に防護されているかが、この画像を通して理解できよう。 この小さな島のもつ海洋権益は大きい。1982年国連海洋法条約に基づいて、「島」は半径200海里、 すなわち1,852m×200海里=370.4kmを半径とした排他的経済 水域を設定することができる。その水域内では海洋資源・エネルギー開発などの排他的な経済活動が可能となる。 その一つとして、深層水の深海からの汲み上げによる島周辺海域での漁場の造成、開拓が挙げられる。
「深層水のくみ上げによる漁場の造成」と題する展示パネルでは次のような説明が記されている。 [拡大画像: x23239.jpg:説明書き] 海洋深層水の汲み上げによる漁場の造成 [2011.01.22.東京「船の科学館」での「沖ノ鳥島フォーラム2011」にて][拡大画像: x23188.jpg]
2011年1月22日、東京・江東区の「船の科学館」にて、「沖ノ鳥島フォーラム2011~沖ノ鳥島の利活用を考える~」
と題してシンポジウムが開催された。 フォーラムは、「沖ノ鳥島の海域は貴重な海洋資源に恵まれており、その利活用が重要な課題となっている。 このため東京都では、漁業操業に対する支援をはじめ、漁場の調査、資源の維持増大、漁獲物の販路拡大などに取り組んで いる。沖ノ鳥島の重要性をより多くの方々に知っていただく」ことを目的として行われたもの。
プログラムは以下の通りである。 沖ノ鳥島に関する事例発表会また、会場では沖ノ鳥島の各種の写真付き説明パネル、地形模型などが展示された。
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1 2 3 1. 「沖ノ鳥島地形模型」 [拡大画像: x23190.jpg] 2. 「沖ノ鳥島の地形と200海里排他的経済水域」 [拡大画像: x23231.jpg] 3. 二つの小島(北小島、東小島)、観測所基盤、観測施設の写真パネル [拡大画像: x23232.jpg] |