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1. 異なる角度から見たハンドログ。
解説パネルには次のように記されている。 「船の速力を測る道具。16世紀、イギリスの船員によって発明された。
ロープにつないだ三角の板を船尾から海に投げ込み、一定時間にロープがどれだけ流れ出たかで速力を推定した。一定の間隔でつけられた
ロープの結び目を数え、走行距離を測った。通常、ロープを流す人、ロープの玉を数える人、時間を計る人の3人一組で測定する。」
[拡大画像: x23326.jpg][拡大画像: x23329.jpg]
2. サン・ファン・バウティスタ船内の帆柱に吊られているハンドログ。 [拡大画像: x23411.jpg]
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3. 「方位と速力を測る」と題する解説パネルには次のように記されている。
「正確な経度が測定されるようになるのは、ハリソンのマリン・
クロノメーターが発明される18世紀であったが、それまでは出帆地からの航海距離で地球における
東西の位置・経度を測定していた。羅針盤、ハンド・ログ、砂時計による針路と速力の測定、
30分毎のトラバスボードへの航跡の記録など、より正確な航海距離を算出する作業が昼夜にわたって
行われていた。 [拡大画像: x23400.jpg]
4. 「砂時計 hourglass」の解説パネルには次のように記されている。[拡大画像: x23401.jpg]
「船上で使われた1時間計と30秒計の砂時計。1時間計は普通の時計のように
継続的に使い、30秒計はハンドログによる船の速度測定に使われた。木製のフレームは水に浮くように工夫されて
いる。砂時計はメカニカルなゼンマイ時計や航海用の正確な時計「マリン・クロノメーター」が1736年に作られた
後も、19世紀半ばまで使用された。」
5. 解説文によれば、「船上での時間は、砂時計が使われた。短い時間しか計れないため正確な時間は
つかめなかったが、船の速力や当直の交代時間を確認するためになくてはならないものだった。」
[拡大画像: x23402.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館
・ 日本の海洋博物館
・ 慶長遣欧使節船ミュージアム&復元船サン・ファン・バウティスタ
サンファンバウティスタ博物館の公式ホームページ
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