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釜山の「チャガルチ市場」の鮮魚店は6,7階建のビル内にある。ビルの海側は板張りの広いプラサとなっている。市場を訪れる
買い物客、観光客などの憩いの場である。天気が許せばみんな思い思いのスタイルで潮風に身を任せ「海と船のある風景」を満喫している。
今日のプラサでは、セミプロらしき韓国人歌手が哀愁溢れる韓国演歌を歌ってくれた。聴き入る人々は郷愁を誘われ、
自分の人生を歌に重ね合わせながら感傷に浸っているようであった。
プラサ中央辺りをアートが飾る。魚市場らしく、また漁業の町らしく魚をモチーフにしたアートである。
イワシの大群が空を舞う。豊漁を象徴しているのであろうか。釜山は海の幸に恵まれ、経済・社会が支えられてきた。そんな自然の恵み
への感謝が込められているのであろうか。
ところで、歌詞は全く分からないが、何曲もの演歌に聴き浸っているうちに、夕暮れが迫っていた。そこで初めて気づかされた。
夕暮れの柔らかな陽光を浴びた群れが、その魚鱗を銀色に光り輝かせ始めていた。
「イワシの大群、鱗銀を光り輝かせ、碧き大空を飛翔するかな」。あれこれ角度を変えながら切り撮った一枚である。
[2011.09.25.韓国・釜山・チャガルチ市場にて][拡大画像: x24116.jpg]
韓国・釜山で魚といえば「チャガルチ市場」。市場とその周辺の散策は見逃せない。そこには東京・築地の場外市場のような
活気溢れる情景がある。
表通りといわず、裏通りにも活・鮮魚介類、干物類を売るたくさんの店が市場界隈に軒を並べる。露天商も歩道などを占拠して鮮魚を売る。
勤め帰りのOL、一般客、観光客が入り乱れて魚介を買い求める。行きかう人々のぶつかり合いとその熱気は、夕暮れ時日が
落ちた頃から一段と高まる。
5、6階建ての近代的なビルの中に「チャガルチ市場」がある。築地の場内卸売市場内の店のように、どの店でも生け簀にいれられた
雑多な活魚を次々とさばいている。2階には乾物店のほかに、お座敷スタイルのレストランが軒を並べる。
レストランでは、1階で買い求めた鮮魚をさばいてもらって食することもできる。
お座敷では、波止場に停泊する船の明かりや釜山の街明かりを眺めながら、刺し身や海鮮鍋をつつく。異国でありながら何の違和感もなく、
隣国・釜山の「港と魚の香り」に満ちた別世界にしばし身を浸す。
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1. アートのほぼ全景画像。 [拡大画像: x24203.jpg]
2. 市場の海側のプラサから臨む「影島」風景。 [拡大画像: x23204.jpg]
3. もう一枚の「イワシの飛翔」。 [拡大画像: x24205.jpg]
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4. 「チャガルチ市場」のビル&プラサ。 [拡大画像: x24207.jpg]
5. 市場内の風景。 [拡大画像: x24208.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館-韓国
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