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オーストラリアのシドニーにある国立海洋博物館に展示される古い地球儀。
何の説明パネルも添えられていないので、古地球儀の製作年・製作者などは不明である (地図製作の歴史書をひも解き、
分かることがあれば改めて報告することとしたい)。
日本列島は「Isole del Giapone」と記されている。現在の北海道の地はシベリア大陸や樺太(サハリン)と陸続きに描かれている。
北海道や樺太が島であるという認識はなかったようである。当然、宗谷海峡も間宮海峡も描かれていない。
本州とその対岸の「北海道・樺太・シベリア」との間にある海は、「ズンガル(津軽?)またはサンガール海峡
(Streito di Zungar o' Sangaar)」 と記されている。
下記No.3の画像で分かる通り、オーストラリア大陸は 「Nuova Hollanda (Het Niew Hollandt)」 と記されるが、西半分しか輪郭がない。
オーストラリア大陸東半分の海岸線の輪郭は全く描かれていない。
具体的にいえば、現在のヨーク岬半島の西側の海岸線は描かれているが、その半島東側から現在のメルボルン、
アデレード辺りまでの海岸線は描かれず、地理的知識は空白のままになっていたようだ。
また、ヨーク岬半島とパプア・ニューギニア島が陸続きとして認識され、かつ、そのように描かれているのかどうかも、判然としない。
トーレス海峡の存在を明確に認識することなく描かれているように見える。
[2011.04.04-12; オーストラリア海洋博物館にて][拡大画像: x24364.jpg][拡大画像: x23470.jpg]
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1. 地球儀全体。 [拡大画像: x23471.jpg]
2. インド洋とインド・東南アジア地域を見据える。 [拡大画像: x23472.jpg]
3. オーストラリア大陸西半分の輪郭は描かれているが、東半分のそれはなく空白のままになっている。 [拡大画像: x24365.jpg]
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辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館
・ 海洋博物館-オーストラリア
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