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韓国・南西部の全羅南道にある漁港町・木浦 (Mokpo・モッポ)。そこに文化財庁所属の有名な国立海洋文化財研究所 (National Research
Institute of Maritime Cultural Heritage) がある。研究所には国立海洋博物館 (National Maritime Museum) が併設されている。
画像は、同博物館のすぐそばの岸壁に係留・展示されているエビ・トロール漁船である。韓国語で「Meong-teong-gu-ri-bae」という名前で呼ばれ、
韓国西海岸でエビ漁に使われていた。「Meong-teong-gu-ri-bae」とは「fool boat」(バカな船) という意味である。何故か?
エンジンを装備し、いかにも自航可能な漁船のように見受けられるが、自身では動くことができないから、という。だが、ある意味では
「賢い船」ではないだろうか。
強い流れのある海域にて、その巨大な木製錨を着底させ、その「船形木箱の漁船」は海水の流れに抗して留めおかれる。そして、
両舷から張り出した長いブーム(桁)に取り付けられたトロール網の中へ、エビが海水の流れとともに自然と入り込んで来るのを待つだけ。
燃油も、乗組員も不要の「賢い船」ではないかと思えるのだが、、、、。
[2011.09.27 木浦・国立海洋博物館 (National Maritime Museum) にて][拡大画像: x24355.jpg]
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