|
日本の誇る深海調査潜水艇「しんかい2000」のフル模型である。縮尺は5分の1。現在はその後継艇である「しんかい6500」も活躍する。
模型の説明パネルには次のように記されている。
深海潜水調査船 しんかい2000 1981年 縮尺1／5
「新たな海洋開発の時代を迎え、四面を海に囲まれた日本にとって、深海域における各種の調査・研究に深海潜水
調査船は欠かせないものです。こうした要求にこたえ、日本初の潜航深度2,000メートル級の深海潜水調査船として完成
したのが、”しんかい2000”です。厚さ30ミリ、直径2.8メートルの超高張力綱製の球に三人の乗員を乗せ、自由に
コントロールできるマニピュレーターや、水中テレビカメラをはじめとする各種観測機器を搭載し、日本の経済水域の
約30％の調査をすることができます。」
空中重量： 24トン
全長： 9.3m
幅： 3.0m
高さ： 2.9m
喫水： 2.5m
最大潜航深度： 2,000m
乗組員： 3名
速力(最大)： 3ノット
潜航時間(最大)： 80時間
主推進： モーター(4kw×1)
補助推進： モーター(1.5kw×2)
進水： 昭和56年(1981)1月
建造： 三菱重工業(株)神戸造船所
[2011.08.31 東京・「船の科学館」展示][拡大画像: x23987.jpg]
1 2
3 4
1. 船尾には自走用のスクリュー、水平舵などが見える。 [拡大画像: x24484.jpg]
2. 直径2.8メートルの超高張力綱製の球(耐圧殻)の内部にオペレーター・操縦者が見える。 [拡大画像: x24485.jpg]
3. 球状耐圧殻には小さな観察窓があり、ここから直接深海を観察する。耐圧殻の外部右下にはマニピュレーターが取り付けられ、海底の岩石、
生物などの標本を採取し、バスケットに取り込む。 [拡大画像: x24486.jpg]
4. 深海潜水調査船・支援母船「なつしま」。母船による支援なくして潜水艇は安全な潜航調査活動をすることはできない。
[拡大画像: x24483.jpg]
＊ 「しんかい2000、6500」の所属機関: 独立行政法人・海洋研究開発機構
 [拡大画像: x24487.jpg, x24488.jpg]
| 