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南洋の楽園・サイパン島。波に揺れるはしけ船からイエローボディの観光潜水艦「ディープスター Deepstar」に跳び移る。
艦上においても、雲の上を渡り歩くかのように、やはり揺れる。
観光用とはいえ、海上の母船とケーブルにて繋がれているわけではない。自航式の「本格的な」潜水艦なのである。
艦首と艦尾に直径 1 mほどの頑丈な鋼鉄製ハッチがある。後ろ向きになって、狭く急な階段を降りる。
ふと見上げるとブルースカイが円形に小さく切り取られている。
艦内には、片舷につき7、8の丸い海中観察窓が並ぶ。各窓に2人ずつ陣取る。潜航深度計は23メートルを指している。
深度はわずか20数メートルとはいえ、ハッチが完全に閉じられると、艦内空間は狭く感じられ完全に密閉された空間となる。外界の空間
とはまるで違うという感覚にとらわれる。
どちらも 1 気圧の空間とはいえ、全く開放された世界と閉塞された世界、酸素がいつも自然に存在する空間といつも人為的に
供給され続けなければならない空間、、、、。
潜水艦という「非日常的な異空間」に居ながら、海面下20メートルという「非日常的な海中空間」を散歩するという、
まさに非日常的な体験を暫し楽しむ。
[2012.5.13-16 マリアナ諸島サイパン島にて][拡大画像: x24509.jpg]
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1. 潜水艦「Deepstar」が突如として海中から浮上してきた。 [拡大画像: x24510.jpg]
2. ハッチが開けられ艦内へ乗り込む。 [拡大画像: x24511.jpg]
3. 潜水艦の艦首には総ガラス張りの半球状型コックピットがある。 [拡大画像: x24512.jpg]
4. 片舷7、8個の海中観察用丸窓があり、30人ほどの艦客が陣取る。 [拡大画像: x24513.jpg]
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