一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

アート・アクアリウム／魚たちと水槽が織りなす独創的アート

金魚、錦鯉などの魚たちが主役である。彼らが生かされている水のうつわ・アクアリウムが舞台である。そこには、 主役たちがいろいろな舞台と融合しながら織りなす動的で幻想的なアートがある。 画像の金魚鉢はどこにでもある普通の形だが、大きさが半端でない。そこに何百匹という凄い個体数の金魚たちが、 照明に合わせるように踊り狂う。その乱舞が圧巻で唖然とさせられる。 展示会にはいろいろなアートアクアリウムが並ぶ。いずれのアクアリウムにも「動」あるのみである。「静」はなく、 一瞬たりとも同じアートはない。 アクアリウムと水中の生き物とが融合して、幻想的にして動的アートへと昇華される。 アクアリウムという「舞台づくり」には、ハードおよびソフト両面での斬新にして独創的なアイデアが濃縮されている。 主役の魚たちの容姿、特性を活かし、生態環境・生理管理を熟慮した、光と音の舞台づくりがアートの根幹であろう。そこに主役の 魚たちの登場をえて、インテリア・アートにまで高められる。 見る人を魅惑的なアートアクアリウムの世界へいざなう。 [2012.8.24.　アート・アクアリウム・プロデューサー・木村英智氏「アートアクアリアム展2012」にて／場所:　東京中央区・ 日本橋三井ホール／開催期間:　2012年8月18日～9月24日] [拡大画像: x24758.jpg][拡大画像: x24757.jpg] 1 2 3 1.　「プリズリウム」と称される12面体や18面体の総ガラス張りのダイヤモンド形アクアリウム内では、プリズムの光の屈折効果で 魚たちが形や体色を変幻させながら舞う。　[拡大画像: x24759.jpg] 2.　幅8mもある長大薄型テレビ型アクアリウム内の水中舞台では、背後のスクリーンに映し出された四季折々の日本庭園を背に、 主役の錦鯉が優雅に舞う。スクリーン下の池の水面にはその舞い姿が映える。名付けて「水中四季絵巻」と称される。　 [拡大画像: x24760.jpg] 3.　屏風型アクアリウムの「光と影の水中日本画的舞台」で無数の金魚たちが優雅に舞う。　[拡大画像: x24762.jpg]