画像は滋賀県・近江八幡市の「市立歴史民俗資料館」に展示される、八幡商人・西村太郎右衛門が奉納した船絵馬である。
「海を渡った八幡商人 西村太郎右衛門」と題する説明パネルには概略次のように記される。
本資料館が現在所在する場所は、江戸時代初期に朱印船貿易で活躍した西村太郎右衛門(えもん)を輩出した西村家の
屋敷地であった。(太郎右衛門は、初代西村嘉右衛門(かえもん)の子である)
嘉永年間(1624~1644年)に朱印船の乗組員として安南国ベトナムへ渡航し、同地の日本町に居住し、巨利を博したと言われている。
その後日本へ帰国しようと長崎に向かったが、日本では鎖国令が発令されていたため、彼の願いは叶わなかった。
そこで、太郎右衛門は長崎の絵師菱川孫兵衛に船絵馬作りを依頼し、郷里の「日牟禮(ひむれ)八幡宮」に奉納した。
船絵馬には「奉掛 安南國住西村太郎右衛門/御寶前 正保四年丁亥三月吉日菱川孫兵衛筆」の記載がある。
絵馬は同八幡宮に所蔵され、国の重要文化財に指定される。

地図には「日牟禮(ひむれ)八幡宮」の位置も記される。
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出典: 公設案内板の「八幡伝統的建造物群保存地区図」
[撮影年月日:2024.06.08/場所: 「近江八幡市立歴史民俗資料館」にて][拡大画像: x29325.jpg]