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一枚の特選フォト「海 & 船」

One Selected Photo "Oceans & Ships"

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    大避神社(おおさけじんじゃ)の船絵馬いろいろ

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    絵馬額には「令和6年3月吉日 小賀徹、祝・日本遺産記念 北前船」と記されている。

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      画像1は、赤穂市坂越(さこし)の「大避神社(おおさけじんじゃ)」に奉納された、日本海の荒波を堂々と帆走する北前船の船絵馬である。 船尾には船頭らしき人物と、2名の舵取り、その他10名ほどのちょんまげ姿の乗組員が描かれる。 その昔、天然の良港である「坂越浦(さこしうら)」は、西廻り航路のうちの瀬戸内海航路上の寄港地として栄えた。

      2018年に赤穂市坂越地区が、北前船の寄港地として日本遺産に追加認定された。それを祝って、北前船を 描いた絵馬が、大避神社に奉納されたものである。奉納者は坂越で生まれ育った小賀紀明・徹の両氏(親子)である。 同神社にはかつての廻船業者が航海にあたり安全祈願して船絵馬などを奉納していた。絵馬の描画制作者は相生市の画家 である舟丘恵子凡(ふなおかけいぼん)氏。

      画像4~6のように、同神社に奉納され掲げられている船絵馬の多くは随分と古い千石船であり、奉納者や時期などは不詳である。 絵馬だけでなく、画像2のように船の設計図(断面図)に相当する「船板」や、画像3のように舟模型の奉納もある。

      大避神社は坂越の「産土神」で、祭神を「秦河勝」とする。秦河勝が坂越浦に浮かぶ生島(いきしま) に漂着した由緒により、祭礼が毎年10月第二日曜に行なわれる。同祭礼では、御旅所のある生島へ華麗な船団による「船渡御」 が行われ、「坂越の船祭」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。出所:「旧坂越浦会所」の観光案内板より。

      なお、「港町坂越」と題する別の案内パネルには、「赤穂沖で上荷船から赤穂塩を積み込んだ廻船は天然の良港である坂越港に 回航され、この港で潮待ち・風待ちして上方や江戸や北陸へ船出して行った。また、千種川上流地域の幕府領の年貢米の積み出し港 になっていたので、高瀬舟により運ばれた米や産物はこの港で船積みされ、上方へ運ばれた。坂越浦廻船の発展と諸国廻船の 出入りの増加とともに、物資補給や船乗りを相手とする商人も増え、港町としての機能も整備されていった。今も随所に当時の 面影を残している」と記されている。

      [撮影年月日:2024.06.05/場所: 赤穂市坂越地区の大避神社にて][拡大画像: x29332.jpg]

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      [地図の拡大画像はこちら(z24818.jpg)][拡大画像: x29343.jpg]
      大避神社は坂越湾に臨むところに立地する(地図中央右寄りの山裾に所在する)。また、地図左上の千種川沿いに高瀬川の船着き場が あった。上流域の幕府領から運ばれてきた年貢米などがそこで降ろされた。その後、「坂越大道(さこしだいどう)」(地図左端に 上下に伸びる街道)を大八車などによって坂越浦の積出港へと運ばれた。なお、船着き場から海に向かう「大道」に沿って廻船業者、 寺院、浦会所などが軒を連ねた坂越集落のかつての街並みが遺される。 出典:「坂越浦周辺観光案内板」


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