画像は、「たつの市立室津海駅館」に展示される、400石積みの中型弁財船(べざいせん)の模型(縮尺1/10)である。
制作監修は松木哲氏である。「栄勇丸」と名付けられるこの弁財船は、室津の廻船問屋「嶋屋」が所有していた北前船である。
なお、現在一般公開されている「室津海駅館」の建物はその「嶋屋」の旧宅である。
模型説明パネルには、中世末期に瀬戸内海で生まれた弁財船は17世紀中頃になると帆だけで航行可能となり、商品輸送の主役となった。
19世紀中頃「嶋屋」は「栄勇丸」、「和合丸」という2艘の弁財船を所有し、大阪・北海道間の海上輸送で活躍した旨記されている。
「たつの市立室津海駅館」での主な展示品。
・ 400石積みの中型弁財船の模型(縮尺1/10)「栄勇丸」
・ 「朝鮮通信使室津湊御船備図屏風」(複製展示、江戸時代、個人蔵)
・ 朝鮮通信使行列模型(製作:藤本初代氏)
・ 羽鰊(はにしん)(別名「胴鰊」ともいう)、鰊干し、身欠鰊などの見本(複製)
・ 1744年頃の「嶋屋」の仕切り状、商品売買関連古文書など
・ 文安2年(1445年)の「兵庫北関入舩納帳」(複写。
・ 寛政10年の「細川侯参勤交代鶴崎入港之図」(大分市 劔八幡宮蔵)
・ 「朝鮮通信使来日一覧表」(1607~1811年、12回の来日表)や「朝鮮国王国書」
・ 「琉球使節行列図」(江戸時代、高畠家文書)
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「室」津の位置が示される(大阪の左隣)。九州・大分の「鶴崎」も示される。
鶴崎には熊本藩の 御座船が係留されていた。瀬戸内海航路の拠点となっていた。
[撮影年月日:2024.06.05/場所: 「たつの市立室津海駅館」にて][拡大画像: x29336.jpg][拡大画像: x29349.jpg]