画像1・2は南紀・太地町の梶取崎に設置される「くじらの供養碑」である。
碑建立の趣旨が次のように刻まれている - 太地の先人たちは古くから捕鯨業を営み、それを継承し、今日に至る。為に
太地は繁栄してきた。また、日本の捕鯨発祥の地として広くその名を博して来た。鯨はまた国民生活を支え
国家発展にも貢献してきたところ、その恩恵は大変大きい。ここに鯨の供養碑を建立し、鯨魂が長く鎮まることを祈る
ものである。
1979年(昭和54年)3月、太地町長脊古芳男
欧米諸国や日本はかつて大々的に捕鯨に従事していた歴史をもつ。翻って、鯨の供養碑を建立し、鯨の霊を慰め、魂が鎮まることを
祈るという精神性と文化をもつ国・地域は、日本の他に何処にあるであろうか。このことにも関心を持ち続けたい。
[撮影年月日:2024.09.06/場所: 南紀・太地町の梶取崎の公園内。園内には古式捕鯨の狼煙場(のろしば)跡がある。
狼煙場とは、古式捕鯨の時代、山見の見張り番が鯨の来遊を発見したことを船方衆に知らせるために、合図用の火を焚いて高く煙を
上げるところである]