対馬本島北西部の海岸寄りの地に「対馬野生生物保護センター」がある(画像4の地図の「現在地」)。そこには
絶滅危惧種のツシマヤマネコ(画像3)が保護され、野生にかえすための努力がなされてきた。ヤマネコの生息地は
かつて全島に分布していたが、徐々に上対馬(対馬北域)へと生息域を狭められ、現在では野生種個体は推定わずか100匹
ほどに過ぎないと、飼育員の方から説明を受けた。
[注]同センターはツシマヤマネコなどの絶滅の恐れのある野生生物の保護のための拠点施設として平成9年に開設
された。
同センターから元来た道を少し戻った後、海岸沿いに道なりに20分ほどでドライブすると、「千俵蒔山」という
山の中腹に設置された「異国の見える展望所」に辿り着いた(地図には表示されないが、海岸沿いに道がある)。
対馬から朝鮮海峡(対馬海峡西水道)を隔てた50kmほど先は韓国である。天候が良ければ韓国の山並みや、夜間時には釜山の街明かり
を臨むことができる。
[参考] ツシマヤマネコについて: 食肉目ネコ科、1994年に「国内希少野生動植物種」に指定された。
環境省レッドデータブックでは「絶滅危惧種IA類」に分類される。
日本では対馬にのみ棲息する野生ネコである。約10万年前に、当時陸続きであった大陸から渡って来たと考えられる。
東南アジアから中国、朝鮮半島に広く分布するベンガルヤマネコの亜種とされている。
画像3&4の出典: 同センターの解説パネル板、およびセンター近傍の「棹崎公園」入り口に設置された対馬市観光案内板より。
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[撮影年月日:2025.02.09/場所: 対馬本島北西端に位置する「異国の見える展望所」にて]