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一枚の特選フォト「海 & 船」

One Selected Photo "Oceans & Ships"

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    三重県・志摩半島の「絵かきの町・大王」の波切漁港(なきりぎょこう)にて

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    波切漁港と「大王埼」モニュメント。基台には「絵かきの町 大王」と記されている。

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    波切漁港最奥部の岸壁。右側の森の中に波切神社がある。

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    同上。

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    同上。

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    大王埼灯台が顔を覗かせる。左奥に在る「仙遊寺」(境内には「九鬼水軍五輪塔」がある)の門前を経て、灯台へ続く細い坂道を辿り行くと、
    そこでも写生する人がいた(画像6)。
      三重県・志摩半島の「大王埼灯台」(だいおうさきとうだい) が立つ岬を一度は訪れてみたいと、鳥羽駅のある市街地を通り抜けて志摩半島を一路南下した。大王埼灯台へのゲートウェイである 波切漁港の波止場に一歩足を踏み入れて驚いた。

      漁港手前の集落内の一本道を走行していたら突然視界が開け、気が付けば漁港の岸壁に辿り着いていた。そして、周辺の地理的状況が 未だ掴めていないまま、視界の中に何人もの若い女性の姿が飛び込んできた。女性たちに殆ど動きがなく静止した状態であった。 一体これはどういう状況にあるのか、暫く理解できなかった。波止場空間ではまるで時間が止まり、若い女性たちが完全にフリーズ してしまっているかのように見た。女性たちの他には、漁師の姿も動くものは何もなかった。

       車から降りて、波止場の周囲に目を凝らし観察してみた。ようやく理解できた。彼女らは、港内に浮かぶ漁船、緑豊かな鎮守の森、防波堤 に立つ灯台などに向かって、思い思いに、岸壁際に立ったまま或いは腰を下ろし、写生しようとスケッチブックと向き合っていた訳である。 彼女らの写生の邪魔をしないように岸壁沿いにそっと散策した。

       散策中、「絵かきの町宣言」の案内板を見つけた。説明書きを読んでようやく彼女たちがフリーズしている訳を深めた。 大王町は「絵かきの町」であることを知った。雄大な太平洋と波静かな英虞湾に抱かれる大王町には、白亜の大王埼灯台、石畳の細道、 美しい漁港、街並み、風光明媚な海岸線、さらに豊かな自然環境の中で暮らす人々の生活など、「絵を愛する人々の創作意欲を掻き立てる 風景がある。そんな恵まれた環境を誇りにし、その保全に努力する」ことが宣言されていた。

      [撮影年月日:2025.7.31/場所:志摩半島南東端の波切漁港・大王埼灯台にて]


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