一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
アマゾンカワイルカの全身複製&骨格 [上野/国立科学博物館]
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南米大陸の大河アマゾン川には3000種以上の淡水魚類が生息するといわれる。特に骨鰾類 (こっぴょうるい) といわれる
ナマズ、カラシンの種類が非常に多い。 展示説明パネルによると、イルカを含むクジラ類は普通は海洋に棲息するが、アマゾン川、揚子江、ガンジス川などの大河に棲息する カワイルカが知られている。例えば、アマゾンカワイルカ、ヨウスコウカワイルカ、ガンジスカワイルカ、インダスカワイルカ、 アマゾンカワイルカ、ラプラタカワイルカである。 説明はさらに続く。カワイルカの共通の特徴としては、全身が白っぽく、または明るい灰色であること、模様がないこと、細くて 長い吻 (ふん) (クチバシ) があり、相対的に大きい三角形の胸鰭があることである。故にそれらはカワイルカ科にまとめられていた。 しかし、骨格・DNAの研究成果から、ガンジスカワイルカは特殊であるが、その他のカワイルカは普通のイルカに近いと考えられるように なってきたという。 南米のラプラタカワイルカはラ・プラタ川 (La Plata) 河口周辺の海に棲息している。その他は大河に棲息する。だが、 ヨウスコウカワイルカは既に絶滅していると考えられていると、注釈が付されている。 ラ・プラタ川河口 (ブエノス・アイレス付近) の上空写真
画像 1は、アマゾンカワイルカ(レプリカ)、学名 Inia geoffrensis 、クジラ目アマゾンカワイルカ科、鴨川シ―ワールド蔵。
[2015.3.14~6.14 国立科学博物館大アマゾン展開催/2015.4.1. 訪問/2015.5.7 記] |
1 2 1. ガンジスカワイルカ(Platanista gangetica)の頭骨; 国立科学博物館蔵。 [拡大画像: x26790.jpg] 2. ラプラタカワイルカ(Pontoporia brainvillei)の頭骨; クジラ目ラプラタカワイルカ科; 国立科学博物館蔵; カワイルカでは最小である; ラプラタ川の河口域に棲息するが、広く南米沿岸にも分布する。 [拡大画像: x26789.jpg]
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