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画像は縄文時代の遺跡である南鴻沼 (みなみこうぬま) 遺跡から出土した丸木舟である。遺跡の所在地は埼玉県さいたま市中央区大戸1丁目。
発掘調査は2011、2012年度 (平成23、24年度) に実施され、丸木舟をはじめ数多くの遺物が出土した。
出土した丸木舟は全部で3艘であったが、今回、ほぼ完形の2艘がさいたま市役所 1 階ロビーに展示され一般公開された。
丸木舟本体に特殊な樹脂を浸み込ませた後、真空凍結乾燥という保存処理がなされたものである。
展示パネル説明は概略以下の通り。
丸木舟の時代時期としては、第一号丸木舟 (右の画像) が縄文時代後期(約4,000年前)、第三号丸木舟 (左の画像) は同中期~後期
(約4,500年~約4,000年前)にかけてのものと推定される。
クリの木を石器などの道具で刳り貫いて作られている。縄文時代中期から後期における丸木舟の形態・製作技術などを理解する上での貴重な
史料を供するだけでなく、当時の縄文人が河川や沼地において盛んに丸木舟を使用していたこと示すものである。
約4,000年もの間地層に埋没していた本物の丸木舟を見るにつけ、縄文人の製作技術や木の質量感に魅了され感激する。
(右画像) 第1号丸木舟/時代:縄文時代後期(約4,000年前)、材質:クリ材、長さ:3.6m、幅:50㎝。
(左画像) 第3号丸木舟/時代:縄文時代中期~後期(約4,500年~約4,000年前)、材質:クリ材、長さ:4.1m、幅:50㎝。
辞典内関連サイト:
丸木舟を造る先住民たち(絵画) [キューバ・ハバナ]
[2015.6.25 記/2015年 (平成27年) 1月27日、埼玉県さいたま市役所にて撮影]
[拡大画像: x26901.jpg][拡大画像: x26900.jpg][拡大画像: x26902.jpg: 説明書き]
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