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一枚の特選フォト「海 & 船」

One Selected Photo "Oceans & Ships"

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    江戸湾防備の大砲 [神奈川県立歴史博物館]

    画像は、ペリー提督率いる黒船艦隊の再来航に備えて築造された品川台場に備え付けられた野戦用大砲である。 展示パネルの説明は、以下のとおり(要旨)である。

      18世紀末以降、異国船が頻繁に日本に来航するようになった。江戸幕府はそれまで無防備の状態にあった江戸湾内にいくつかの 台場を築造し、大砲を配備したりした。しかし、大砲の性能面や数量面においても、異国船を撃退するには十分なものではなかった。

      画像は、1854年(安政元年)に湯島馬場大筒鋳立場(おおづついたてば)で鋳造された青銅製の野戦用の大砲である。 1853年(嘉永6年)のペリー提督艦隊の来航後、その再来航に備えて新たに築造された品川台場に備え付けられていた。 大砲は複製である。原品: 靖国神社遊就館所蔵。口径:25㎝ 全長:3m83㎝。 

    なお、神奈川県立歴史博物館での常設展示としては、「さがみの古代遺物」、中世鎌倉ゆかりの人びと、近世の 庶民文化のほか、「横浜開港と近代化」というテーマで開港に関わる文物の展示がなされている。特にペリー提督艦隊のうちの サスケハナ号などの4隻の精巧な模型も展示されている。

    江戸時代後期における江戸湾防備や海防のことについては別の機会に綴ることにしたい。

    [画像撮影: 2015.11.17/神奈川県立歴史博物館(Kanagawa Prefectural Museum of Cultural History)にて][拡大画像: x27318.jpg][拡大画像: x27319.jpg: 説明書き]

      画像は横浜の旧居留地90番から出土した大砲である。
    説明パネルによると史実は以下のとおりである。

      昭和34年(1959年)に、旧山下居留地90番(現在の横浜市中区山下町90番地)の地中から出土した帝政ロシア製の32ポンド砲である。 オランダ製の11ポンド砲とともに出土したもの。
      出土地では、かつて、スイスの商社であるシーベル・ブレンワルト商会(1965年・慶応元年創立)が営業していた。この大砲は同商会の 取り扱い商品の一つであった。使われなくなった大砲を錨に作り替えて、横浜に出入りする船に販売しようとしたが、関東大震災のために 地中に埋まってしまったものと推定されている。

    大砲は横浜市教育委員会から同博物館へ寄託されたもの。 [画像: 神奈川県立歴史博物館正面玄関前にて][拡大画像: x27320.jpg]

    辞典内関連サイト
    ・ 日本の海洋博物館
    ・ 世界の海洋博物館

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