アイヌ民族は山の民であり、また海の民でもあるという。海ではアザラシ (アイヌ語で「トッカリ」) などの海獣類を銛などで捕獲
した。サケの遡上をねらった漁撈もしていた。江戸時代の後志地方では自身の舟を所有し、入漁料を支払ってニシン漁
などを行なう集団もあったことが記録されている。川では簗漁 (やなりょう weir-fishery) も行っていた。
画像はアイヌ民族が用いた簗漁の仕掛けで、川魚捕獲用の「ラウォマプ」と呼ばれる。
説明書きによれば、「製作時期は不明。川の下流に口を開けて設置する「筌(うけ)」の一種。口の前に誘導用に舌状の装置を置き、
さらに石などで誘導路を作る」。
因みに、この仕掛けを川岸近くに沈めておいて、夜間岸に寄ってくるエゾハナカジカなどを捕獲したという。
[画像撮影: 2016.9.24/画像はいずれも小樽市総合博物館にて][拡大画像: x27361.jpg]