一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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白瀬矗中尉が率いた日本南極探検隊/その記念碑 [南極・北極科学館]

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白瀬矗 (のぶ) 陸軍中尉を隊長とする日本南極探検隊が、1912年1月28日南極大陸の南緯80度付近まで到達した。画像は、 その偉業を後世に伝えるために、南極・北極科学館(立川市)前に建立された記念碑の銘板に刻まれた白瀬隊長ら探検隊員の顔写真である。 銘板には概略以下のような説明が記されている。
    秋田県出身の白瀬矗を隊長とする日本南極探検隊は1910年 (明治43年) 11月28日、芝浦埋立地で開催された壮行会の翌29日、わずか204トン の木造機帆船「開南丸」で南極点到達をめざし出帆した。1912年 (明治45年) 1月16日、南極ロス海鯨湾に到着する。 白瀬隊長率いる突進隊は、1月28日南緯80度05分、西経156度37分に到着し、付近一帯を「大和雪原 (やまとゆきはら)」 と命名した。また、沿岸隊は岩石や生物標本など、多くの学術資料を収集した。南極点到達には至らなかったものの、6月20日全員 が無事に帰国し、南極に関する多くの知識をもたらした。この探検の成功は、国際地球観測年(1957年~1958年)に おける日本の南極観測への参加に際しての大きな礎となった。
[2017.8.2. 国立極地研究所/南極・北極科学館 (Polar Science Museum) にて][拡大画像: x27910.jpg][拡大画像: x27911.jpg]


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