JR武蔵野線沿線「吉川」駅を降りてすぐの駅前ロータリーに黄金色に輝くナマズのモニュメントが建つ。建立の由来を説明する
銘板によれば、次のように記される。
吉川は、古くから中川を利用して東国物資を江戸に送るための舟運の拠点として栄え、中川沿いには河岸が築かれ多くの旅館や料理屋が
建ち並び、定期的に市なども開かれていた。昔からなまず料理をはじめとする川魚料理が盛んで、現在も伝統を守り続けている店もあり、
多くの人々に食され関わりも深い。
このモニュメントは市民に親しみのあるなまずを題材として、親子、漆、金の組み合わせにより、「なまず」からは川、自然、生命力を、
「親子」からは絆、やさしさ、平和を、「漆」からは雅、麗しさ、歴史を、「金」からは発展、栄華、未来などをそれぞれ
表現するものである。(原文のまま)
制作様式は「金胎(きんたい)漆塗り金箔仕上げ」という。製作者は漆芸家・室瀬和美氏(2008年重要無形文化財保持者、いわゆる
人間国宝)。
[参考]河岸とは、特に舟の荷物の揚げ降ろしや人の乗降を行なう川岸のこと。あるいは、川岸に立つ市場、特に魚市場のことである。
なお、中川は、吉川駅のすぐ西側を、江戸川は東側をそれぞれ下方(南方)に向けて流れている。
[撮影年月日:2020.12.23/撮影場所: 吉川市/JR武蔵野線「吉川」駅前]
1. 背後にJR「吉川」ホームが見える。 [拡大画像: x28764.jpg]
2. [拡大画像: x28765.jpg]