新潟県の旧村上城下町のすぐ北部を流れ日本海に注ぐ三面川(みおもてがわ)では、鮭の遡上時期になると居繰り網漁(いぐりあみりょう)
が行われ、捕獲された鮭は城下町の各所の家屋軒下などに塩引き鮭が吊るされ、寒風の下で熟成される。その景色は城下町村上の初冬の
風物詩である。画像1は、城下町内の歴史文化施設であり、国の重要文化財に指定される若林家の住宅の軒下に吊り下げられた塩引き鮭である。
若林家は、江戸時代に村上を領有した譜代大名・内藤家に仕えた武士であった。住宅の正確な建築年代は不明だが、18世紀末の天明~
寛政年間頃(1781~1800年)であると推定されている。東西方向に棟をもつ居室棟に、南北方向に棟をもつ座敷棟を接続した
曲屋(まがりや)であり、茅葺き屋根をもつ寄棟(よせむね)造りである。
[撮影年月日:2020.10.25/撮影場所:新潟県村上市内の若林家邸; 村上歴史文化館に併設されている]
1. 若林家邸の塩引き鮭。 [拡大画像: x28698.jpg]
2 & 3. 若林家邸内風景