美しい造形美・その3、トラザメの卵である。二隅にある突起、その反対側の先端から出るヒモを藻や岩などに
絡みつかせ流されないようにする。下の画像No.1の説明パネルには次のように記されている。
「サメの卵」
「サメの生殖方法は種類によって異なりますが、その中でも卵生と呼ばれる生殖方法は、メスの子宮内で受精が行われた後、
メスが安全な場所に卵殻を産み付ける方法です。卵殻の大きさ、形はさまざまですが、ほとんどは円錐形か長方形で、
その四隅かららせん状のひもが出ており、このひもで流されないように藻や海底にしっかりと固定されます。子ザメは殻内
の栄養を食べ尽くした後、約10ヶ月でふ化すると、すでに親と同じように獲物を見つけ、獲る能力を備えています。」
[2010.09.02 気仙沼リアスシャークミュージアムにて][拡大画像: x23037.jpg][拡大画像: x23061.jpg]
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1. ネコザメ(左上)、ナヌカザメ(右上)、トラザメ(左下)の卵。 [拡大画像: x23028.jpg]
2. トラザメの幼魚。 [拡大画像: x23062.jpg]
3. 螺旋形のネコザメの卵。 [拡大画像: x22821.jpg]
4. その姿形から「人魚の財布」と呼ばれるナヌカザメの卵。 [拡大画像: x23030.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館
・ 日本の海洋博物館
・ 気仙沼リアスシャークミュージアム
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