サメの歯は一生のうちに何度でも生え替わり、その本数は数万本に達する。また歯の形は
食べる物に適した様々な形をしている。たとえば、ジンベエザメはプランクトンや小魚を丸呑みするので、歯は米粒の
大きさにまで退化している。
説明パネルには次のように記されている。
「幸運を呼ぶ「ジンベエザメ」」
「このジンベエザメは青年期のジンベエザメをモデルにしたものです。ジンベエザメ(Whale Shark)
は成長すると全長約17m、体重20トンを越える最大の魚です。主食はプランクトンや小魚で大きな口に吸い込んで
餌を取ります。そのため歯は小さく退化しています。全世界の熱帯から温帯に生息し、海面近くを
ゆったりと泳いでいます。黒潮を回遊するジンベエザメはプランクトンを常食としているので、プランクトン
を食べるイワシがいるところを必然的に泳ぎ、このイワシを餌とするカツオの群れを引き連れ
ていることが多くあります。カツオ漁船の漁師はこの自然の造った魚群探知器を「エビスさん」と呼び、
大漁をもたらす魚として感謝し、親しんでいます」
[2010.09.02 気仙沼リアスシャークミュージアムにて][拡大画像: x23031.jpg]
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