「トラバスボード」の解説パネルには次のように記されている。
「船の針路と推定速力を記録する道具で、船の航跡を確認するのに使われた。船の針路は32方位に分割した
盤面(ばんめん)の孔(あな)、推定速力は下側の格子状の孔を使い、30分毎に紐に結んだ釘を差し込んだ。
4時間で当直は交代し、トラバスボードの記録を航海日誌に記入した。
1480年代頃から19世紀末まで使われた。紙が貴重な時代、風浪にもまれ、頭から波を被る帆船時代の「最大の
知恵」と呼ばれる発明品である。」
[2010.09.04. 宮城県慶長使節船ミュージアムにて][拡大画像: x23317.jpg]
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2. [拡大画像: x23321.jpg][拡大画像: x23322.jpg:説明書き]
3. サン・ファン・バウティスタ船尾楼内のジオラマ。航海士らがトラバスボードを見ながら船の航跡を確認し、船位を推定
している場面を再現している。[拡大画像: x23339.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館
・ 日本の海洋博物館
・ 慶長遣欧使節船ミュージアム&復元船サン・ファン・バウティスタ
サンファンバウティスタ博物館の公式ホームページ
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