一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
キャプテン・クック第一回探検航海帆船「エンデヴァー号」(2)
南太平洋への第一回探検航海において「エンデヴァー号」に乗り込んだのがジェームズ・クック海軍大尉である。
国王ジョージ3世の統治下のことである。クック大尉がまずめざしたのは南太平洋上のタヒチであった。その表向きの目的は
金星の日面通過観測であった。1768年8月8日、英国のプリモスを出港、南米リオ・デ・ジャネイロを経由、
ホーン岬を回航し、一路タヒチへと向かった。その総乗組員は94人であった。同島では観測のため3ケ月間錨泊した。 その後「南方大陸(テラ・アウストラリス、Terra Australis)」を探索するという密命をおびてニュージーランド(NZ)へと向かった。 NZの海岸線を測量し、NZからさらに西方へ航行、1770年4月19日にはオーストラリア大陸を発見した。4月29日には、現在 カーネルと知られている地点でオーストラリア大陸に初めて上陸した。 [「エンデヴァー号」(3)へ続く] [2011.04.04-12 オーストラリア国立海洋博物館にて][拡大画像: x23549.jpg]
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1 2 3 4 1. 海洋博物館専用桟橋に停泊する「エンデヴァー号」。 [拡大画像: x23550.jpg] 2. 前檣左舷シュラウド下で作業する乗組員。 [拡大画像: x23551.jpg] 3. 前檣で作業する乗組員。 [拡大画像: x23552.jpg] 4. 船首部バウスプリットで作業する乗組員。 [拡大画像: x23553.jpg] 辞典内関連サイト ・ 世界の海洋博物館 ・ オーストラリアの海洋博物館 ・ オーストラリア国立海洋博物館 |