一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

和船の模型

思いがけないところでこの和船模型に出会った。 桜の満開には一週間ほど早い3月下旬、伊豆半島の東海岸を熱海から南下して、伊東、城ケ崎海岸、熱川、稲取を経て、河津方面 へ向かう。河津の少し手前に今井浜海水浴場があり、その北側のはずれに「見高」という地区がある。目当てはその地区にある 公共温泉浴場。 河津の観光案内所でたまたま紹介してもらったものである。正式名称は、河津町営の「サンシップ今井浜　Sunship Imaihama」 (河津町見高358‐2、電話: 0558-34-1834)である。 玄関を入ると真に開放的なサロンがあって、その正面の大きなガラス窓から「はみ出る」ように太平洋がでっかく開ける。 サロンの片隅に背丈ほどの高さの下駄箱があり、その上に、和船模型が無造作に鎮座している。博物館に飾っても可笑しくないような 立派な模型ではないか。余りにもったいないとの思いで写真に収め、ここにアップする次第である。その隣に、漁船らしき模型が 置かれている。 シンプルだが創作熱意がどことなく伝わってくる。いずれも何の説明書きもないのが残念である。 [2012.3.29．今井浜海岸にて／「サンシップ今井浜」の最寄駅:　伊豆急行線「今井浜海岸」から徒歩5分ほど][拡大画像: x24392.jpg] 1 2 1.　本格的な和船模型である。　[拡大画像: x24394.jpg][拡大画像: x24393.jpg] 2.　シンプルだが創作熱意が伝わってくる。　[拡大画像: x24395.jpg] 3 4 3.　「サンシップ今井浜」のすぐ傍には小さな湊があり、その周囲には湊を見下ろすように漁家が建ち並ぶ。後でネットで地図 検索して見たが漁港名の記載はなかった。小型漁船がスリップウェイに引き揚げられ、湊には動くものの気配がなく、 のんびりとした「牧歌的」風景が広がる。　[拡大画像: x24396.jpg] 4.　「サンシップ今井浜」の玄関脇に施されたコンクリート・レリーフ。通りすがりの一般客でも1,000円で天然の温泉湯に 入浴できる。2階の大浴場に浸かりながら、茫洋たる太平洋上に縦列をなして浮かぶ伊豆諸島の島影、そして緑の松林と岩だらけの 磯に砕ける白波の海景を眺めれば、気分爽快にして心がすこぶる癒される。　[拡大画像: x24397.jpg]