四国・高松の琴平町にある金刀比羅宮 (ことひらぐう)は、古くから ⌈こんぴらさん⌋ の名称で親しまれてきた。
特に⌈海の守り神⌋として、船乗り、漁業従事者、海運や海事関係者などによって崇められ、全国津々浦々からの参拝者
で賑わう。
金刀比羅宮には、時に、航海の無事・海上操業の安全等を祈願して、いろいろな船絵馬が奉納されてきた。
絵馬だけでなく、画像のような巨大な舶用スクリュープロペラも奉納されている。
奉納プロペラ: 1994年 (平成6年) 9月に今治造船株式会社によって奉納されたもの。
大きさは直径6メートル、重量19.2トンもある。自動車 (5,000台) 運搬専用船向けのプロペラ (真鍮製) である。
[2013.04.17 金刀比羅宮 (Kotohira Shrine) にて][拡大画像: x25163.jpg]
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1. 真下から見上げるとその巨大さを実感する。 [拡大画像: x25164.jpg]
2. 表参道の700段以上の石階段を登り詰めて本殿へ辿り着くと、眼下に讃岐平野や讃岐富士を見下ろす絶景に癒される。
奉納された新旧数多くの船絵馬が飾られている、本殿の脇の奉納殿。 [拡大画像: x25165.jpg]
3. 船絵馬だけでなく、本物のボートも奉納されていた。海洋冒険家・堀江謙一氏が、1996年 (平成8年) に、南米エクアドル~東京間の
太平洋単独無寄港航海に成功したソーラーボート⌈ MALT'Sマーメイド号 ⌋である (船体は
アルミ缶をリサイクルして製造されたもの)。船体上部全面に貼り詰められた77枚のソーラーパネルによって自力発電できる装置を搭載した
希有なボートである。 [拡大画像: x25166.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館
・ 日本の海洋博物館
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