サウジアラビア東部州の町アル・カティフ(Al Qatif)のすぐ沖合いにタルット島
(Tarut Island)という小島がある。
町と島は1kmほどのコーズウェイでつながっている。
タルット島を車で一周するのも小一時間もあれば十分であろう。
昔から漁業や真珠採取などで栄えてきたというおもむきを色濃く残している。
小高い丘の上に重厚で堂々たる雄姿を見せる要塞「タルット要塞(Tarut Fort)」がある。
島のランドマークである。
その麓に小さいながら華麗なモスクが立つ。
そのすぐそばのロータリー(roundabout)に、イスラムのシンボルでもある三日月に魚2匹が串に刺さって
いるかのようなモニュメントがある。
昔からこの地は漁業で随分繁栄したものと見受けられる。
海の幸、魚介類がかつてその繁栄の源であったことから、村人たち漁師の感謝の気持ちがこの魚のシンボル
に込められているのであろう。
[2006.10.サウジアラビア・東部州・タルット島にて][拡大画像: x14624.jpg]
[拡大画像: x14626.jpg][拡大画像: x14625.jpg] 華麗なモスク。背後の丘の上に要塞が見える。
辞典内関連サイト
1. 世界の海洋博物館−バーレーン
2. 中東バーレーン首長国「海とダウ船のある風景」 [1]
3. 中東バーレーン首長国「海とダウ船のある風景」 [2]
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