一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
海の生き物たちの登檣礼 [JR宇野駅]
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香川県高松の西方郊外の丘陵地にある五色台に立つ「瀬戸内海歴史民族資料館」での連絡船の模型・写真などの展示 パネルによれば、「連絡船が走る: 宇高連絡船は、かつて備讃瀬戸の島々の間をぬって本州・四国間を結び、 人と貨車を運んだ。明治36年 (1903) 岡山・高松間に開設した航路は、明治43年 (1910) の宇野線開通とともに宇高航路へと変更された。 大正10年 (1921) には艀による貨車曳航がはじまり、やがて昭和5年 (1930)、連絡船による旅客・貨車航送がはじまる。 そして、就航から78年、昭和63年 (1988)、瀬戸大橋開通とともに、その幕を閉じるまで活躍した。 機帆船海運が瀬戸内の横の動脈なら、連絡船はいわば縦の動脈であった」と記される。 宇野駅前ロータリーには、登檣礼をイメージしたものであろうか、バウスプリット (船首斜檣) にいろいろな海の生き物たちが登っている オブジェがある。クジラ、カメ、オットセイ、アシカ、ジュゴン、飛魚、タコ、クラゲ、タイ、海鳥、イルカなどに 混じって、人間サーファーも陣取り、宇野駅に降り立つ来訪者たちを歓迎してくれる。 [参考] 駅前から渋川行きの特急バスに乗れば小一時間ほどで終点のダイヤモンド瀬戸内マリンホテル前に着く。すぐ目と鼻の先に 「玉野海洋博物館 (渋川マリン水族館)」 がある。 [2013.4.19 JR宇野駅にて][拡大画像: x25193.jpg][拡大画像: x25194.jpg: 船首斜檣の全景] |
1. 宇野駅舎内に展示された写真。列車を乗降させる2本のレールが見える。 [拡大画像: x25195.jpg] 2. 宇野駅の全景。画像上端に宇野港、瀬戸内の海が広がる。 [拡大画像: x25196.jpg] |