瀬戸内海に面する岡山県玉野市のJR宇野駅(JR宇野線にて、岡山 → 終着駅・宇野)は、旧日本国有鉄道(旧国鉄)によって運航された、
本州と四国とを結ぶ鉄道・旅客連絡船の発着駅としてかつて大いに賑わったところである。
[参考]宇野・高松 (宇高) 連絡船: 明治36年 (1903年) に岡山・高松間に開設された航路は、明治43年 (1910年) の宇野線の開通とともに
宇高航路へと取って代わった。大正10年 (1921年) には艀による貨車曳航が始まり、昭和5年 (1930) には連絡船による旅客・
貨車輸送が始まった。
1910年の宇高連絡船の就航から78年にして、昭和63年 (1988年) の本州側の倉敷と四国側の坂出とを結ぶ本四連絡橋の「瀬戸大橋」
の開通とともに、連絡船の幕は閉じられた。
今年2013年に、3年に一度繰り広げられる一大アート・イベントである「瀬戸内国際芸術祭2013」が開催された。
小豆島、そのすぐ西方の水域に散らばる男木島 (おぎじま)、女木島 (めぎじま)、豊島 (てしま)、直島 (なおしま)などの10数島を中心にした、
風光明媚な瀬戸内海の世界を舞台に、多彩かつ数多くの立体的アート作品が点々と展示された。
画像は、JR宇野駅とその対面の波止場との間の緑地空間に据えられた、巨大錨のオブジェである。
何の展示説明パネルもないので、過去・現在の芸術祭での出展オブジェなのかどうかは不詳である。
錨の周りに何やら雑多な黒い廃物のようなものが絡みついているように見える。
瀬戸内を含めた地球環境の保全を図ろうというメッセージが込められているのであろうか。
[参考] 「瀬戸内国際芸術祭2013」総合インフォメーションセンター: 087-813-2244
2013年祭では、春期会期のほかに2期に開催された: 夏会期は7/20~9/1、秋会期は10/5~11/4であった。
瀬戸内での交通の便の悪さをものともせず、島々を巡りながら瀬戸内の豊かな自然を満喫し、島々に暮らす人々との触れ合いを楽しみ、
オブジェをスローテンポで鑑賞すれば、それはそれで又とない「贅沢な時間」を感じることであろう。
[2013.4.19 JR宇野駅前にて][拡大画像: x25203.jpg][拡大画像: x25204.jpg]

[拡大画像: x25205.jpg]
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