一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
ブエノス・アイレス港/空から切り撮った写真 [アルゼンチン]
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画像が鮮明でないのが残念である。空撮画像は南米アルゼンチンのブエノス・アイレス港を上空から切り撮ったものである。
ブエノス・アイレス港は南米大陸の大河であるラ・プラタ川河岸沿いに築かれてきた大商業貿易港である。 画像1: 画像中央下部に見える大きな水域がブエノス・アイレス港内へ通じる一つのアクセス 水路であり、また内港でもある。 同水域の左側にはいくつもの石油タンクが立つエリアがあり、その右側対面の地区にはいくつもの埠頭があり、 港湾施設が密集している。このアクセス水路を下方向にたどるとラ・プラタ川にいたる。 石油タンクエリアの上方にはコンテナヤード (赤く見える部分) がある。 コンテナヤードのすぐ上に半円形の貯水池のようなものが見える。この周辺がボカ地区である(かつて多くのイタリア移民などが 上陸した港地区として知られ、市内でも有数の観光名所となってきた)。アクセス水路からボカの港に通じる狭い水路 (リアチュエロRiachueloという川)上に大きな陸橋及び鉄道橋がある。 現在は使われていないが、大型船の通行を確保するために橋桁を上下に揚げ降ろしする大掛かりな構造物となっている。 コンテナヤードとは逆に、アクセス水路を右折して、緩やかに湾曲する細い水路をたどって行くと、左岸埠頭に沿って 数多くの船舶が縦列に停泊している。更に奥へ進むと、画像では見難いが、大きな操船水域をもつ幾つかのウェット・ドック (現在は港としては使用されていない)が並ぶプエルト・マデーロ(Puerto Madero) という、市民・観光客が憩えるよう 再開発されたウォーターフロント地区にいたる。 |
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画像2 画面左下に平坦な緑地が見えるが、その右側にある水域がウェット・ドックのある
ウォーターフロント再開発地区へのアクセス水域となっている。(画像1で既述したように、ラ・プラタ川からウェット・
ドックへのアクセス水路は、その緑地をはさんで2つある。) アクセス水域の右側には新港がある。櫛状にいくつかの埠頭が突き出ていて、その地先の水域は離岸堤でもって遮蔽・保護されている。 その上に見えるのは国内線空港、通称アエロパルケである。 緑地背後に立地するウェット・ドック周辺の旧港湾区域は今では再開発され、ブエノスっ子や観光客の憩いの場となっている。 下の画像5~7には、泊渠内にかつて多くの船が停泊し港が大いに活況を呈していた風景や、現在のドックサイドの風景などが 写し出されている。
[2014.3.3-31 アルゼンチンにて][拡大画像: x26000.jpg][拡大画像: x26001.jpg] |
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画像3&4は、拡大画像1&2を貼り合せたものである。 中央に見える緑地の背後にウェット・ドックが並ぶプエルト・マデーロ地区がある。 緑地の右側にウェットドックへのアクセス水域、左側にコンテナ港・ボカ地区・ウェットドックへの入り口がある。 |
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6. 再開発されたウェット・ドックおよび倉庫群周辺のウォーターフロント地区案内図。最左のドック (泊渠) がNo.1で、 右方向へNo.2、3、4と続く。ドックNo.2については1890年にオープンした。 船舶博物館の「サルミエント大統領号」がドックNo.3に、「ウルグアイ号」がドックNo.4に浮かべられ展示されている。 [拡大画像: x25934.jpg][拡大画像: x26003.jpg: Puerto Madero説明書き]
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現在のボカ地区の風景。かつて大勢のイタリア移民などがこの港から上陸した歴史をもつ。その面影が残り一大観光地となっている。
左端に見える鉄道橋の下を通る水路がラ・プラタ川へと通じている。 [2014.3.3-31 アルゼンチンにて] 8. [拡大画像: x26004.jpg] 9. [拡大画像: x26005.jpg] |