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画像: 1~3. 博物館に展示される船模型、チャム島沖沈船遺物、朱印船のホイアン入港を描く絵巻、
4. 日本人町の名残りである「来遠橋 (日本橋)」
ベトナム中部最大の港市ダナンの南数10kmにあるホイアン。その昔、海のシルクロードとも称される、東西世界をつなぐ
海上交易路における重要な中継地の一つであった。江戸幕府によって朱印船制度が確立されると、日本から多くの朱印船が
ホイアンに寄港し、1600年代初め頃には日本人は数百人にのぼっていた (1635年の江戸幕府の渡航禁止政策の断行によって、
日本人町の繁栄は衰退に向かった)。
ユネスコ世界文化遺産に登録されるホイアン旧市街歴史地区に「貿易陶磁博物館」、別称「海のシルクロード
博物館」がある。
博物館には、ホイアン周辺で出土した、9~19世紀に遡る、ベトナム・中国・日本・イスラムの考古学的遺物の陶磁器オリジナル
が250点以上展示されている。その遺物には、ホイアンの地先に浮かぶチャム島沖の沈船から引き揚げられた
15-16世紀の陶磁器が含まれる。これらの陶磁器はまさにホイアンが東西海上交易に深く関わってきたことの証左である。
[2013.2.22-23 ベトナム・ホイアンにて/2013.03.27記]
辞典内関連サイト
① チャム島沖の沈船から引き揚げられた陶器
② ホイアンの日本人町と朱印船の絵巻
[追記] ベトナム南部最大の都市ホーチンミン (旧サイゴン) の北東約450kmにあるニャチャン (Nha Trang) に海洋学研究所がある。
「ベトナム国立海洋学博物館 (National Oceanographic Museum of Vietnam)」のことで、1922年に設立された
ベトナム唯一の海の本格的な博物館といわれる。南シナ海の魚類水槽展示の他、多数の海洋生物標本、18m長の巨大鯨の骨格標本、
お椀形の籠舟・漁具などを展示するという。
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