一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
洋式帆船建造の発祥記念碑 [西伊豆・戸田]
画像は、日本で初めて洋式帆船を建造した地であることを後世に伝承するために、西伊豆・戸田の富士見海岸通り(戸田港南岸沿いの
通り)沿いに建立された記念碑を切り撮ったものである。記念碑の説明パネルには次のようにその所以が記されている。
日露条約を結ぶため下田に来ていたロシアの軍艦ディアナ号は、安政の大地震(1854年)により現在の富士市宮島沖に沈没してしまいました。 プチャーチン提督以下500余名は、ここ戸田に収容され手厚いもてなしを受けました。提督の要請を受け、幕府は数百人の日本の船大工を 集め、代艦1隻を完成させました。翌年3月に完成した船は、戸田の人々への感謝をこめて「ヘダ号」と名付けられ、提督らは無事帰国しました。 その後、当時の郡名に因み「君沢型」と呼ばれる船が6隻造られるなど、日本の造船技術の近代化に大きく貢献しました。ここはまさに 洋式帆船建造の発祥地といえる場所です。 「造艦碑」はこの業績を永く伝えるために、大正12年に建てられました。
指定年月日 昭和56年10月23日 静岡県教育委員会。 詳しくは沼津市戸田造船郷土資料博物館へ。
沼津市戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館」(Shipbuilding History and Deepsea Life Museum)/電話: 0558-94-2384/
定休日: 水曜日 |
1 2 1. 健康の森から、戸田港のある湾 (手前) と御浜 (みはま) の砂洲越しに、駿河湾に浮かぶかのような富士山の絶景を切り撮った写真 (出典:戸田港・船乗り場/バス停の観光案内ポスター)。砂州の先端には「沼津市戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館」(下図参照)。 [拡大画像: x26511.jpg] 2. 同じく、砂洲と湾口越しに富士山を切り撮った写真(出典:同上)。 [拡大画像: x26512.jpg]
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