一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
スウェーデンの17世紀建造軍艦ヴァーサ号(模型) [観音崎自然博物館]
画像は、17世紀に建造されたスウェーデン軍艦ヴァーサ号の模型である。浦賀水道と房総半島を遠望することができる神奈川県・三浦半島
東端に立地する観音崎自然博物館にて切り撮った。説明パネルには次のように記されている。
1625年にスウェーデンのグスタフ・アドルフ国王がオランダ人で造船技師のヘンリック・ハイベルトソンに設計を依頼し建造された。 当時のヨーロッパは30年戦争の渦中にあり、国王は海軍力の増強のため多数の一級戦列艦を建造させていた。ヴァーサはこの 中の最右翼的な存在で、全長70m、高さ50m、最大幅9.7mあり、145人の乗組員と大型大砲を64門搭載した当時最も強大な 軍艦といえるものでした。しかし、この船は建造途中に国王が艤装や装備などに無理な追加注文を出したため、 船のバランスが悪く不安定になっていました。1628年8月にスウェーデン海軍の誇りを担って処女航海に出帆したが、 入り江を離れて間もなく突風で船体が傾き沈没してしまった。 その後、1961年に船体が引き上げられ、修復されたものがストックホルムにある博物館に展示されている。完全な姿で 現存する世界最古の木造船である。 ⌈ヴァーサ号⌋の巨大模型 [スウェーデン・ストックホルム] [2014.10.29. 観音崎自然博物館にて][拡大画像: x26539.jpg][拡大画像: x26540.jpg: 説明書き] |