一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
同心円形多段式のシーサイド人工構造物
[千葉県鴨川市/道の駅「鴨川オーシャンパーク」]
画像は千葉県南房総の国道128号線沿いに建つ道の駅「鴨川オーシャンパーク」(鴨川市)の館である。
茫洋たる太平洋を左手に眺めながら外房の国道をドライブしていた折、風変わりな館に遭遇し、たまたま立ち寄った。 館の1階は物産館、2階はレストランで、3回には展望テラスがあり、太平洋を一望できる。眼下の岩だらけの海岸には 小さな漁港があって、いくつかの小型沿岸漁船が浜揚げされている(台風の影響による)。 レストランで喫茶しながら、この風変わりな館のコンセプトは何なのか、自問自答を試みてみた。 館の周囲はプールとなっている(今は水が抜かれて、干し上がっているようだ)。それは海をイメージしたものか。 プールには4つほどの円錐状のものが突き出ている。海底火山をイメージしたように見える。 この館はいわば太平洋に浮かぶ島をイメージしたものに違いない。 島にそびえる山からは地下水がこんこんと湧き出て、滝となって島の大地を潤し、海へと注ぎ込み生命を育んでいる。 そして、海洋と陸地(島)の自然は人間に多くの恵みをもたらし、その営みを支えてくれている、そんなコンセプトで 創造されたものであろうか。 友人に促され冷めたコーヒーを飲み干し、道の駅を後にして野島崎灯台へと向かう。 [2015.6.19 記/撮影: 2015.5.20、千葉県鴨川市江見太夫崎/道の駅「鴨川オーシャンパーク」にて] [拡大画像: x26876.jpg] |
1. 館は「海」に取り囲まれている。「島」の館へは太鼓橋を渡る。橋の両側には「海底火山」が突き出している。
館の背後には太平洋が望見される。 [拡大画像: x26877.jpg] 2. 館の右手に太平洋の白波を望見する。 [拡大画像: x26878.jpg] |