一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
ボートハウス (3)/船具などのがらくた市場
[英国ポーツマス・Historic Naval Dockyard]
英国南西部にあって、英国海峡に面する軍港都市ポーツマス。そこに有名な
「ポーツマス・ヒストリック海軍ドックヤード」(Portsmouth Historic Naval Dockyard) があり、英国海軍の数多くの貴重な
歴史的遺産(naval legacy)が展示されている。
中核施設としては、19世紀半ばにおける最強最速の英国軍艦であった「ワリアー号」、1805年のトラファルガーの海戦におけるネルソン
海軍提督の旗艦でもあった「ヴィクトリー号」、2013年5月末に開館した「マリー・ローズ号」博物館、「王立海軍博物館」(National
Museum of the Royal Navy)などである。 ドックヤード内には「ボートハウス」(Boathouse) という鉄骨むき出しの大きな修理場がある。放置しておけば朽ち果ててしまうだけの 年代もののボート、あるいは歴史的なボートなどを修理するドックヤードとなっている。そのハウス入り口には、修理対象の古艇 から捨てられたかのような古船具などのがらくたが所狭しと並べられている。がらくた、ジャンク (屑物・廃品 junk) などといえば 収集マニアからお叱りを受けようが、、、、。日曜がらくた市場での出店を連想させるような風情を漂わせせている。 古船具などの骨董品や廃品などの収集に情熱を注ぐ人ならば、品定めに余念がないことであろう。
因みに何が並べられているのであろうか: 木槌、本物のロープ巻き、各種ロープ見本、使い古しのロープの切れ端、滑車類、
スパイキ、装飾用ロープマット、ロープワーク見本作品を並べ立てた壁掛け、いろいろな船の記念の楯やバッジ、鉄環、シャックル、
ロープ製のフェンダー、海戦の古い絵 (トラファルガー海戦?)、トラファルガー海戦での勝利を記念するポスター、浮き輪、砲弾など
雑多である。 [参考][英語]manavelins, manavilins: n.pl.[海俗語][船具の破片や残飯などの] 寄せ集め、残り屑、半端(はんぱ)物、[船具の]がらくた; [俗語][食べ物の]残り物、残飯。 |
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