英国が誇る「国立海洋博物館 National Maritime Museum」はロンドン市内を流れ下るテムズ川の
少し下流に位置する河港都市グリニッジに所在する。
世界標準時を刻むための本初子午線 (経度0度) が通る町としても名高い。
博物館の裏手 (旧天文台 Old Royal Observatoryが立つ丘側) の屋外に、巨大なボトルシップが展示されている。
ボトルの中の帆船は、1805年のトラファルガー海戦で有名なネルソン提督の旗艦でもあった「ビクトリー号」であろう。
余りにも大きなボトルシップを目にした誰もが感嘆しながら仰ぎ見て、しばらく声が出ないのである。
[2013.6.3-4 英国・グリニッジの国立海洋博物館にて][拡大画像: x25298.jpg]
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1. 国立海洋博物館。右側にある建物が本館で、左側は「The Queen's House」である。中央の渡り廊下後方にある丘に旧天文台が立つ。
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2. 博物館本館の正面入り口。入り口両側に大きなダンフォース型錨が鎮座する。 [拡大画像: x25300.jpg]
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3. 多くの船首像が展示される。 [x.jpgの拡大画像なし]
4. 屋外展示される「カティ・サーク号/Cutty Sark」。
1869年に建造されたクリーパー型帆船 (clipper)、当時としては世界最速の大型快速帆船であった。中国からの新茶やオーストラリアからの
羊毛輸送などに活躍した。カティ・サーク船体は乾ドックの中に据えられ、多くの鋼鉄製支柱にて支えられ宙吊りのような状態になっていて、
船体の下をぐるりと周回しながら船底の様子を観察できる。 [x.jpgの拡大画像なし]
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